最近雑誌やテレビなどで、よく見たり聞いたりする「プレママ」という言葉。
って思っている方も多いのではないでしょうか?
妊活を始めようと思ったり、実際に妊活を始めてみると、そこには、アナタが知らなかった今までにはない世界が広がっています。
妊活を始めるにあたり、
- どんな方法で妊活すればいいのか?
- どのようなタイミングがいいのか?
- どの程度どんなことをすべきなのか?
- どんなことが自分に合っているのか?…など
知っておくべき事や、知っていると役立つもの、やらなくてはいけないこと、やってはいけないこと等、沢山でてきます。
「プレママ」という言葉も、その中のひとつ。
これから始まる妊活・妊娠の世界を、ゆっくりじっくり楽しみながら一緒に学んでいきましょう。
プレママってなあに?その意味は?
プレママとは・・・妊娠中の女性、妊婦さんのことを指しています。
その由来や語源には、様々な説があるようです。
英語のpre-(前、以前に の意味)とママを合わせたもの。
他にも…
- prenatal (プレタナル)・・・出産前の、妊婦用の 等の意味。
- pregnant(プレグナント)・・・妊娠している の意味。
- pregnancy(プレグナンシー)・・・妊娠、懐妊 の意味。
こうしてみると、色々な「pre」がありますね。
どの「pre」も意味するところは似通っているので、どの説も間違いではないようです。
「pre」とママとの掛け合わせで出来た言葉がプレママです。
「プレママ」と「マタママ」の違いは?「初マタ」ってなに?
マタママとは・・・マタニティママ:妊娠中であり、ママでもある女性のこと。
- プレママ → ママになる前の妊婦さん
- マタママ → ママであり妊婦さんでもある
比較してみると、2つの違いは、
- プレママ → 初めて妊娠した女性
- マタママ → すでにママであり2人目以降の妊娠をした女性
ということになります。
初マタとは?
初マタとは・・・初めて妊娠した妊婦さんのこと。初マタニティ。
妊婦さんのことを、プレママ・マタママ・初マタと様々な呼び方がありますが、厳密に使い分けて使用しましょう! という訳ではないようなので、
おおよその意味を知っていると育児雑誌を読むときや、同じ妊婦さんとの会話の中でも良いのかもしれません。
妊娠したい!と思ったらこんなことに気をつけよう
妊活をはじめたら、まず最初に自分の生活習慣を見直してみましょう。
妊娠は病気ではないので、勿論今まで通りの生活が可能ですが、劇的に自分の体が変化していくので、心も体もその変化に適応していく準備が必要です。
妊娠したいなって思ったら、少しずつ自分の生活を正していく準備をしましょう。
あなたはこんな生活をしていませんか?
- 夜更かしばかりしている
- ストレスを溜め込みがち
- 暴飲暴食をしている
- 体に無理をさせている
- 喫煙や飲酒の量が多め
妊娠の喫煙や飲酒は、お腹の赤ちゃんに悪影響を与えてしまいます。
妊娠したから「はい!今日から禁煙!!今日から禁酒!!!」とは、なかなかいきません。
もしかしたら、自分でも気づかないところで、体に負担をかけてしまっていることもあるでしょう。
規則正しい生活を心掛けて、体によいものを食べたり飲んだりするようにしたり、心と体のストレスを、減らしていくようにするといいですね!
特に病気は、早期発見し 早めに治療することが大事です。
次の7つの病気については、ぜひ今のうちにチェックしておいて下さい。
妊娠する前に治しておきたい7つの病気
1.虫歯
妊娠するとこれまで通り自由に治療ができなくなります。
それは、麻酔など、妊婦であるママとお腹の赤ちゃんに負担のかかるものも多々あるからです。
お腹が大きくなると、車などで移動することや治療台に座る姿勢など、今まで簡単に出来たことにも制約がかかってくるので、虫歯や親知らずの治療は、妊娠する前に終わらせておくのがベストです。
2.便秘・痔
もともと便秘ではなかった人でも、妊娠すると便秘に悩む人が増える傾向にあります。
その要因は、ホルモンの影響で腸の動きが低下したり、子宮が大きくなってくると、子宮が腸を圧迫することによって便秘になりやすくなるからです。
便秘は痔の原因となることも多いので、妊活中から便秘にならない食事を意識したり、適度な運動をして便秘の予防を心掛けるとよいですね。
妊娠中は、どんな薬も服用して大丈夫!・・・とはいかないので、妊娠前から痔の治療をしたり、便秘改善に取り組みましょう。
3.子宮・卵巣の病気
子宮の中に塊が出来る子宮筋腫、先天的に子宮が変形している子宮奇形など、妊娠しにくくなる原因になるものがあります。
今まで自分の子宮に無関心だったのなら、妊活を機に市町村の健康診断などを利用して、自分の子宮の健康状態をチェックしておきましょう。
4.性感染症
クラミジア・梅毒・エイズ(HIV)などは、ママとお腹の赤ちゃんに影響を与えてしまう病気です。
かゆみや痛みを感じたら、すぐに検査を受けましょう。
5.風疹
母体が妊娠12週までに感染してしまうと、お腹の赤ちゃんが難聴や白内障、心臓の障害などをもってしまうことがあります。
血液検査で自分の抗体の有無を調べておくと、妊活を安心して進めていけます。
6.はしか・おたふく・水ぼうそう
妊娠中に感染してしまうと、流産の危険や赤ちゃんの発育に悪影響を及ぼすことがごくまれにあります。
子どもの頃にかかった・予防接種を受けたなどの記録がない人は、免疫がないことが予測されるので、注意するようにしましょう。
7.トキソプラズマ
牛や豚の生肉・猫のふん等を介して感染する病気です。
胎内感染すると、赤ちゃんの脳に障害が起こってしまう可能性もあるので、ペットを飼っていて心配だと思われる人は検査を受けておくのも安心です。
持病があっても 妊娠・出産はできる?
健康な人にとっても、妊娠・出産は不安なことが沢山あります。
ましてや持病をもっているとなると、その不安はもっと大きくなりますよね?
妊活・妊娠したい!と思ったら、まずは医師に相談しましょう。
医師の指示を守りながら、持病が悪化しないよう上手く妊娠生活を送ることは可能です。
妊娠に伴い、持病が悪化しないか? 妊娠・出産は可能か?まずは、かかりつけの医師に相談するのが第一です。
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妊娠・出産の適齢期は?
女性の社会進出が進む現代。
結婚や出産する年齢は、年々上がってきているのが現状です。
そこで気になってしまうのが、妊娠・出産の適齢期ではないでしょうか。
でも、そこは人それぞれ。
若い20代のうちに出産するのも、自分の仕事や生活が安定してから出産するのも、その選択は自由。
しかし、年齢が高くなってからの出産には、リスクが伴うのも事実です。
医学の進歩により、高齢出産のリスクは軽減できるようになりましたが、それでもやはり、リスクについての認識や情報は必要不可欠だと思います。
「高齢出産」とは、一般的に35歳以上の女性が出産することをいいます。
日本産婦人科学会によると、35歳以上の初産婦(しょさんぷ)だと定義されています。
1993年以前は30歳以上の初産婦を「高齢出産」と位置づけていましたが、30歳以上の初産婦が増加したことや、WHOをはじめとする諸外国でも同じような定義がなされている為、1991年頃からは「高齢出産」が35歳以上に引き上げられたようです。
私の場合、”初めての出産” ではなかったのですが、出産予定日が35歳の誕生日の2週間後だったことがあり、市町村からいただける妊婦健診のチケットには、「マルコウ」の文字が刻まれていました。
( 結果的には、誕生日の1週間前に出産したので、そのチケットは未使用のままでしたが )
「マルコウ」とは、漢字の「高」という文字が丸で囲ってあります。
高齢出産の「高」ですね。
わかりやすく説明すると、① ←丸の中の「1」が「高」になっている形です。
丸(まる)と高(こう)で、マルコウです。
私自身、28歳・30歳・32歳・34歳(35歳の1週間前)の4度の出産経験がありますが、第1子の28歳出産時と第4子の35歳(の1週間前)出産時では、沢山の違いがありました。
私の場合は、体力の衰えだったり、回復力だったり、自分で普段意識していなかった様々なことが色々ありました。
きっと目には見えない体の機能の衰えがあるのだと悟りました。
妊活・出産は、周囲と自分を比べてするものではありません。
勿論、焦ることでもありません。
「赤ちゃんがほしい!」と思った時、その時がアナタの出産適齢期だと思います。
身体機能が活発な若い時期に妊活・出産するメリットは沢山ありますが、高齢出産のメリットも沢山あります。
考え方を変えれば高齢出産にはメリットもある
- 経済的な余裕がある
- 精神的な余裕がある
- 妊活・妊娠・出産に対して積極的である
- 周囲に出産経験者が多く、色々教えてもらえる
- 自己管理について意識が高い
当然個人差はありますが、高齢出産だと出産への意欲や意識が高い場合が多いです。
生活や仕事が安定していて、精神的にも経済的にも余裕がある頃でもあります。
若い頃よりも、安定感を持って出産にのぞめると思います。
高齢出産のメリットとデメリットをきちんと理解し行動すれば、周囲に惑わされることなく、自分自身の ”出産適齢期” を見つけられるのではないでしょうか。
働く女性の妊娠と出産で考えなくてはならない3つのこと
妊娠しても仕事を続ける女性は増えています。
出産のギリギリまで仕事をしている女性も数多く見かけます。
また、出産後も育児休暇を取った後、職場復帰する女性も沢山います。
しかし、お腹に赤ちゃんがいる状態で働くことは、想像以上に大変です。
職場や周囲の人たちの理解と協力を得ながら、働きながらも安心して妊婦生活を送られるように妊娠する前から考えておくことが大事です。
妊娠しても、出産してもアナタは仕事を続けますか?
日本ではいまだ、「妊娠・出産は仕事の妨げ・迷惑になってしまう」という認識やイメージが存在しています。
重い荷物を持ったり、重労働をしたり、確かに妊娠すると出来なくなってしまう仕事もありますが、さほど体に負担のかからない仕事であれば、継続して働くことは可能です。
- 自分の仕事がどのような仕事なのか?(続けられる職種?)
- 職場内での移動は可能なのか?(比較的軽い仕事は可能?)
- 育児休暇はどれくらい取れるのか?(育児休暇の期間は?)
- 産後の職場復帰は可能なのか?(何かあったら休暇は取れる?)
考えなくてはならないことが、色々でてきます。
妊娠がわかったら、職場には早めに相談することが大切です。
自分ひとりで決められることではありません。
妊娠しながら働くためには、周囲の理解とサポートが不可欠になってきます。
妊娠しても出産しても、仕事を続けるのかの選択は、いざ妊娠してから考えるよりも、妊活中に時間のゆとりがある時に考えるのが良いでしょう。
自分のできる仕事・できない仕事を考え、選択していますか?
仕事をしていると、ついつい無理もしてしまいがちです。
責任感もあり、これまでしてきた仕事をそのまま手がけたいと思ってしまいます。
でも、無理をしてお腹の赤ちゃんに負担をかけてしまったり、自分自身の体調を崩してしまうことになると、結局は職場や周囲に迷惑をかけてしまうことにもなります。
妊娠中の仕事は、運動不足が解消できたり、適度な緊張でつわりが軽減されたりとメリットもあります。
無理な仕事・できない仕事は、自分で断る勇気と覚悟を持ち、できることとできないことの選択ができる心の余裕も持ちましょうね。
出産後に職場復帰する予定なら、赤ちゃんの預け先は考えていますか?
赤ちゃんを預ける先がなければ、職場復帰しようと思ってもできません。
妊娠する前から、預けることが出来そうな所を探しておくことは重要です。
今は色々な形態の子どもを預ける施設がありますので、自分の生活パターンに合った預け先を見つけるといいでしょう。
自宅の近所、職場の近くなどの場所も考慮しつつ、市町村に問い合わせてみるのもいいかもしれませんね。
安心して育児と仕事を両立させられるよう、家族と職場と相談しつつ考えていきましょう。